University of Oxford 医学部留学 Part 9

オックスフォード大学を構成する各カレッジには、フォーマルディナーという伝統ある風習があります。
カレッジに所属する色々な学部の教授陣や学生がカレッジ内のダイニングホールに集まり一緒に食事することで、親交を深め、他分野の人の話を聞くことで見聞が広がる意義があります。
フォーマルディナーは毎日出席するのが義務のカレッジ(Merton college等)や、そうでないカレッジがあります。
僕が所属するGreen Templeton Collegeは毎週水、木曜日にフォーマルディナーがあり、昨夜のフォーマルディナーに出席しました。
まずは2階のCommon Roomでシャンパンを飲みながら挨拶したあと、ディナーホールに入ります。
カレッジの名誉フェローの合図で食事がスタートし、僕は向かいに座った経済学の博士課程の学生や隣のアフリカからの学生と話に花を咲かせました。
食事後はまたCommon Roomに戻りコーヒーを飲みながら、中国から来ている公衆衛生学の研究者や、北京大学からオックスフォードのビジネススクールに留学中の学生、僕と同じ医学部の学生達と親交を深めました。
言うまでもないことですが、オックスフォード大学は国際的な大学であり、キャンパスでは世界中の色々な国から集まった人達に出会います。
今回、ただ医学を学ぶのみではなく、イギリスの奥深い伝統を味わいながら、世界各国の人々と親交を深めることができるこのような機会に恵まれたことは、本当に幸運だったと思います。
来年以降にオックスフォード大学に来られる日本や世界の医学生の皆さんも、ぜひカレッジの生活を楽しんでいただければと思います。

井上カネアキ