Physiology Quiz in Japan 2020(PQJ2020) is going to be held online on March 7, 2021.

Physiology Quiz in Japan 2020(PQJ2020) is going to be held online on March 7, 2021.
先週の11月28日、第130回日本循環器学会近畿地方会で先天性心疾患の興味深い一例について口頭発表させていただきました。9月の内科学会に続いての発表になりますが、前回よりもっと落ち着いてしゃべることができました。
「できるだけ早く学会発表をしたいです」
現在の病院で臨床研修が始まったときの最初の面談で、一番やりたいことは何かと聞かれたときの僕の返事です。それならばと、上司の協力の元、7ヶ月で2回も学会発表を行うことができて、先生方には本当に感謝しています。
よく言われることですが、学会発表を行うメリットの一つは、より深く医学について学べることです。何か一つをアウトプットするためには、関連する知識を自分の中に持ち、なぜそう言えるかを理解しておかなければいけません。臨床において、ガイドラインのみに頼る診療をすることなく、自分の思考に基づいた判断を行うために、深く考える機会を持つことは今の自分にとって非常に役に立っています。今回の準備の間、毎晩たくさんの論文を読み、上司とディスカッションし、理解を深めて行くことが日々の楽しみでした。
今回の発表では、診断の方法において非常に興味深い知見が得られました。この分野に関しては、さらに研究を続けていく予定です。
演題 心房細動を契機に診断された冠静脈洞左房交通症の一例
会期: 2020年11月28日(土) Web開催(ライブ配信のみ)
井上 鐘哲 先生(演題番号T5-13)
医学生理学クイズ日本大会 PQJ2020は、2021年3月7日(日)に、初のオンライン開催が決定いたしました!
日本全国、どこからでも大会に参加できます!
【日程】2021年3月7日(日) 全日
【環境】当日は主にzoomを用います。zoomを安定して開ける端末およびネット環境をご用意ください。
【クイズ出場資格】大学生。国内、国外、学年、性別、国籍を問いません。
【チーム編成】2~5人。所属大学は同一でなくてよい。同大学からの複数チーム出場可能。
チームメンバーが当日1か所に集まる必要はありません。各ご自宅からのアクセスで楽しめるクイズを用意しております。
【参加方法】本サイト参加登録ページにて
現在、出場者を募集しています! お気軽にご参加ください。
PQJ2020公式ページ
https://pqjtmdu2020.wixsite.com/home
PQJ事務局長 井上鐘哲
今週末の第130回日本循環器学会近畿地方会で、口頭発表をします。
今回は、ある先天性心疾患に関して発見された現象についての報告です。オンライン開催ですので、興味のある方はぜひご参加ご視聴ください。
臨床研修が始まってからは、9月の内科学会近畿地方会に続いて2回目の学会発表になります。このペースで行くと、研修修了までに7回学会発表をすることになりますが、さすがにそれは狙っていません😉

第130回日本循環器学会近畿地方会
学生・初期研修医セッション4
開催日 2020年11月28日
時刻 9:15 ~ 10:15
会場名 Track5
T5-13 「心房細動を契機に診断された冠静脈洞左房交通症の一例」
井上 鐘哲
オンライン開催 Web視聴会場
http://www.jcs-kinki.org/session02.html
2020年5月30日に東京医科歯科大学にて開催を予定しておりました医学生生理学クイズ日本大会2020(PQJ2020)の開催を延期いたします。
今般の新型コロナウイルス感染症の国内発生状況は予断を許さず、この状況でのイベント開催は適当ではなく、さらに東京医科歯科大学では学内での催事イベントの無期限停止が要請されていることにより、残念ながら今回の延期という判断に至りました。
参加をご検討頂いていた方々や、ご協賛頂いた企業、団体には大変申し訳ございません。
先が見通せない状況であるため新しい開催日時につきましては未定でございますが、状況が改善し次第、お知らせいたします。
何とぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
東京医科歯科大学MiSH PQJ委員会 代表 岩田陽太
PQJ事務局 事務局長 井上鐘哲
秋晴れの大阪にこれだけの医学生が全国から集結し、臨床推論のNo.1の座を競います。
問題はケースカンファレンス形式で出題され、患者さんの主訴・問診・身体所見・検査結果などが次々と提示され、参加者が回答するのは疾患名のみというとてもわかりやすい形式で行われます。
しかし!さすがに日本の医学界を背負って立つ10人の先生方が選りすぐった症例です。すぐに疾患名がわかる症例などはひとつもありません。
与えられた5分間を最大限に活用し、チームメンバー3人の間で相談し、文献やネットを用いて症状や検査を掘り下げながら、病態生理を考え、患者さんの背景などあらゆる可能性を探り、疾患名を3つ考え出し、提出します。
そのように必死で頑張っても、クイズ後半戦では全76チームが全て不正解という問題が続出しました。厚生労働省のガイドラインに載っている疾患しか出ない医師国家試験との違いを改めて思い知らされ、総合診療、医療の幅広さ、深みというものを考えさせられる良い機会になったと思います。
一症例ごとに難しさに嘆息したり、正解に歓喜の声が上がったり、教育的な症例に感嘆の声が漏れるなか、全10題が終わり、最終結果が発表されました。なんと、3チームが同得点で並び、そこからサドンデス方式の追加症例が開始されました。
1題目は全員が正解で差はつかず、2題目へ。さて、みなさんは何の疾患がわかるでしょうか?
ここで点を稼いた島根大学が優勝の座をもぎ取り、以下、2位福井大学、3位富山大学となりました。
終了後の懇親会では、全国から来た医学生のみなさんや講師の先生方と、今日の問題について話し、医学生生活や、進路についての相談など、遅くまで交流が行われていました。
PQJとしては、来年5月30日に東京医科歯科大学で行われる医学生理学クイズ2020(PQJ2020)の参加募集を壇上で行い、多くの医学生が参加してくれることを約束してくれました。
このイベントを特別講演しているPQJを代表して、開催していただいたチーム関西代表の稲葉哲士さん、臨床推論GP代表の平賀英梨佳さん、チーム関西のみなさん、そして司会の松本謙太郎先生、志水太郎先生、素晴らしい症例を提示していただいた10人の先生方、スポンサーのみなさん、全国から参加していただいた医学生のみなさん、ありがとうございました。来年からもこの価値あるイベントが続くことを祈っております。
PQJ事務局長・大阪医科大学6年 井上鐘哲