PQJ🌏️2024(医学生理学クイズ日本大会オンライン 2024) 決勝速報!

僕が事務局長をしている医学生理学クイズ日本大会のオンライン大会、PQJ🌏️2024が本日開催されましたのでこちらにご報告します。

世界16カ国から99チーム、365人の大学生が、参加し、医学生理学知識の大学生No.1を目指して戦ったPQJ🌏️2024の結果速報です!

順位 チーム名 大学名 国
1st Axon Enigma Syndicate, KIST Medical College and Teaching Hospital, Nepal
2nd Synapse Squad, Medical faculty of Ljubljana, University of Ljubljana, Slovenia
3rd Asclepius vs Cupang, University of Indonesia, Indonesia
4th Vasovagal Yujiem, Gadjah Mada University, Indonesia
5th champs, BP Koirala Institute of Health Sciences, Nepal
6th Team WITS, The college of Health Sciences, University of Ilorin, Nigeria
7th Physiology Lovers, Anhui Medical University, China
8th The 6th Cuneus, Universitas Indonesia Faculty of Medicine, Indonesia

優勝したのはネパールのKIST Medical College and Teaching Hospitalのチーム「Axon Enigma Syndicate」です!
メンバーは
Brajesh Raj Chandra(2nd), Isha Raj Bhagat (2nd), Kabir Khatiwada (2nd), Pratyush KC (2nd), Urja Chawal (2nd)

すべて2年生で構成されたフレッシュなチームでした!

2位にはPQJ2023, PQJ2024に続いて3連覇を狙った、スロベニアのリュブリャナ大学のチームが入りました。


3位には毎年上位入賞する強豪インドネシア大学のチームが入りました。


4位インドネシアのガジャ・マダ大学、5位ネパールのBPコイララ健康科学大学のチーム、6位はナイジェリアのイロリン大学のチームが、アフリカ勢として初入賞しました!
7位には、中国の安徽医科大学、8位にインドネシアのチームが入賞しました!
改めて、おめでとうございます!

主催の東京慈恵会医科大学のPQJO委員会の皆さんが素晴らしい問題を準備してくれたおかげで、今年もハイレベルな戦いが繰り広げられました。

予選、敗者復活戦を勝ち抜き、準決勝、決勝に臨んだチーム達は、どこが優勝してもおかしくない混戦でした。
医学生理学知識の大学生No.1を決めるだけではなく、「世界中の医療系学生の交流」を目的とするPQJとしては、世界4大陸からの参加者が楽しそうにオンライン上で交流しているのを見ることは、 PQJ事務局長としてこの上ない喜びでした。

素晴らしい大会を組織してくれた中山大河君をはじめとする東京慈恵会医科大学医学部生のスタッフ達、ジャッジとして難問を解決解説していただいた大阪医科薬科大学生理学教室小野富三人教授、現場でサポートしていただいた岡田浩太郎先生とPQJ事務局の皆さん、そしてこの大会を支えていただいた東京慈恵会医科大学と日本生理学会、スポンサーの皆様、すべての関係者に心から感謝申し上げます。

さて、次大会についてです! PQJ2025の開催を正式発表します。

PQJ2025は、大阪医科薬科大学の医学生が主催し、2025年3月に大阪で現地開催します!

大阪医科薬科大学での開催は、PQJ2017以来、2回目となります。
世界中の医療系学生の参加をお待ちしています!

大会名: PQJ2025(医学生理学クイズ日本大会2025)
主催:大阪医科薬科大学
日時:2025/03/23(日)
会場:大阪医科薬科大学本部キャンパス(高槻市, 大阪府)
公式サイト: https://www.pqj2025.com/

Event name:PQJ2025(Physiology Quiz in Japan 2025)
Host: Osaka Medical and Pharmaceutical University
Date: March 23(sun), 2025
Venue: Osaka Medical and Pharmaceutical University Main Campus
Official website: https://www.pqj2025.com/

PQJ事務局長 井上鐘哲

進路について

来年4月から、京都市にある洛和会音羽病院の内科専門研修プログラムに進むことになりました。

初期研修中、進路については、色々悩むこともありました。海外と日本、東京と地元、総合診療科と内科など、悩みは尽きません。しかし、最終的には自分が一番情熱を傾けられる道を追求することにしました。

この道がどこに辿り着くかは自分にもわかりません。Steve JobsがStanford大の卒業式で演説したように、Connecting dotsは、a prioriではなく、a posterioriでしか形を成し得ません。一つ一つはちっぽけなdotsであろうとも、楽しみながらそれらを育てていくこと。そして最後にはそれらが作る星座が自分を導いていくことを信じます。

今後も、様々な所で皆さんの教えを乞いながら、人々に幸せを与えられる医療を実践していければと思います。
これまでアドバイスをいただいた皆さん、ありがとうございました。

『フレームワークで考える内科診断』 6月下旬 発売

私、井上鐘哲が第11章「甲状腺機能低下症」の翻訳をさせていただきました「フレームワークで考える内科診断」が、2021年 6月下旬に発売されます。既にAmazonなどでは予約が可能です。


『フレームワークで考える内科診断』監訳 田中竜馬先生, MEDSi社, 2021年6月下旬 発売
原題 “Frameworks for Internal Medicine” , Dr. Andre Mansoor, Wolters Kluwer, 2019

 

 


内科の各分野の要点がわかりやすく自習できるようになっており、特に研修医、医学生のみなさんにお勧めします。

 

井上鐘哲

PQJ2022(国際医療福祉大学) 開催日 正式決定!

次期PQJ(医学生理学クイズ日本大会)の開催日が、2022年3月6日(日)に正式決定しました!

2022年の開催に伴い、正式名称はPQJ2022(医学生理学クイズ日本大会2022)となります。
ホスト校は国際医療福祉大学。大会形式は、昨今の世界情勢を鑑み、前回と同じくオンライン開催となります。
前回大会のPQJ2020では、全世界から12カ国、50チームが参加し、大きな国際大会になりました。PQJ2022では、前回以上の規模で、楽しさ、教育的内容を兼ね備えた素晴らしい大会になることを期待しています。

大会名称(英語)  PQJ2022 (Physiology Quiz in Japan 2022)
大会名称(日本語) 医学生理学クイズ日本大会2022
日時      2022年3月6日(日)
開催校     国際医療福祉大学
開催代表    卜部真輝(国際医療福祉大学医学部)
開催方式    オンライン開催
開催言語    英語
参加資格    全世界の大学生(医歯薬系学部に限りません)
後援      日本生理学会

井上 鐘哲(PQJ事務局 事務局長)

We hereby announce that the next PQJ date is set at March 6, 2022. The host university is International University of Health and Welfare.

In PQJ2020, we welcomed 50 teams from 12 countries in the world and held one of the biggest online medical quiz events in the history. In PQJ2022, we will continue to hold the bigger, more entertaining and more educational events.

All the college students in the world, please be prepared and look forward to PQJ2022!

Event Name:    PQJ2022 (Physiology Quiz in Japan 2022)
Date:      March 6, 2022
Host:      International University of Health and Welfare(Narita, Japan)
President:   Masaki Urabe
Event Style:   Online
Language:   English
Participants:     College Students in all the world
Sponsor:      Physiological Society of Japan

PQJ Secretary-general Kaneaki Inoue

次期PQJ開催校は国際医療福祉大学に決定!

PQJ事務局は、次期PQJ(医学生理学クイズ日本大会)の開催校を国際医療福祉大学医学部に決定しました。
大会名 PQJ2021(仮称)
開催校 国際医療福祉大学医学部(千葉県成田市)
代表  卜部真輝
おめでとうございます。素晴らしい大会を作り上げてください。
開催次期、開催方式などは追って発表いたします。

PQJ事務局長 井上鐘哲

The PQJ Secretariat hereby announces that the next PQJ will be hosted by International University of Health and Welfare

Event Name: PQJ2021(tentative name)
Host:  International University of Health and Welfare(Narita, Japan)
President:  Masaki Urabe

Congratulations to IUHW! We are looking forward to a fantastic event!

The date and other details of the event will be announced later.

PQJ Secretary-general Kaneaki Inoue

PQJ2020開催レポート

3月7日、世界12カ国から50チームを集め、PQJ2020が開催されました。
ホスト校東京医科歯科大学の岩田陽太代表のリーダーシップの元、初めてのオンライン開催となりましたが、素晴らしい熱戦が繰り広げられました。
開会式で、私、井上鐘哲はPQJ事務局長として次のスピーチを行いました。

 

Good morning everyone. I’m Kaneaki Inoue, a resident doctor and the PQJ secretary-general.
Today we welcome 50 teams of students from 12 countries in the world. I congratulate you on coming to PQJ during one of the hardest time in the world history.
Now, I have one question for you guys.
Do you love studying medicine?
Let me ask once again, do you REALLY love studying medicine?
To be honest, studying medicine is sometimes quite boring, isn’t it? It’s because you study alone most of the time. and, you cannot instantly get the result of your study. Finally, you have to keep sitting on a desk or watching a screen for hours which makes you sleepy.
Today, you have come to the right place. In PQJ, you’ve got your teammates to study and fight together and you instantly get the result of your effort as either win or loss. Finally, You will be overwhelmed by the waves of emotions like joy, nervousness, disappointment and excitement.
All of these stimulating factors boost the study effects of medicine.
Before we begin the first quiz session, I have to point out one more thing.
At the end of the day, only one team wins and all the other teams leave here as losers. That’s the cold truth about every quiz competition.
However, even if you lose today, the great deal of knowledge you earn through PQJ will someday help you when you become a doctor or a helathcare professional and save patients.
Now, let’s go for the top of the world. Enjoy PQJ!
Thank you very much.

 

午前中、50チームが8グループに分かれて白熱した予選が行われ、準決勝に進む26チームが決まりました。
午後の準決勝では、熾烈な戦いの末、以下の7チームが決勝に進みました。

 

Photosynthesi(Mongorian National University)
Peanuts(Chiba University)
NASUNARI(International U. of Health and Welfare, Japan)
Azaleas(National Taiwan University)
SEIRISEITON(Kyushu University)
somatosTANtin(UERM, Philippines)
Gonadotropins(Kyoto University)

 

決勝戦では、フィリピンのUERMチームが2位のPeanuts(Chiba University)に20点の差をつけて、PQJ2020チャンピオンに輝きました。
PQJ創設以来、海外の大学チームの優勝は初めてのことです。
PQJは創設以来、クイズと大会運営を英語で行ってきましたが、今回12カ国、50チームが参加し、国際大会として大きく成長することができました。これは全てPQJ2020を主催した東京医科歯科大学の岩田陽太代表をはじめとするスタッフの皆さん、生理学教室のご尽力、日本生理学会のご協力のおかげです。改めて心よりのお礼を言わせてください。
終了後のオンライン懇親会では、海外、日本からの参加者が和気あいあいと名残惜しげに語り合っていました。PQJによって結ばれた友情をこれからも続けて行くことを望みます。

 

PQJ2020 Final Result

1st somatosTANtin, UERM (Philippines)
2nd NASNARI, International U. of Health and Welfare(Japan)
2nd Azaleas, National Taiwan University (Taiwan)
3rd Gonadotropins, Kyoto University (Japan)
5th Photosynthesis, Mongolian National University of Medical Science (Mongol)
5th SEIRISEITON, Kyushu University (Japan)
7th Peanuts, Chiba University (Japan)

 

PQJ2021の開催校を募集しております。興味のある方はぜひ私、井上鐘哲、または岩田陽太までご連絡ください。
PQJ事務局長 井上鐘哲

PQJ2020(医学生理学クイズ日本大会2020)、参加チーム決定!

いよいよ、3月7日にオンライン開催されるPQJ2020(医学生理学クイズ日本大会2020)、参加チームが発表されました!

参加チーム数は、PQJ史上最高となる、52チーム

参加大学は、なんと世界14カ国に渡ります!

日本開催の医学系クイズ大会では史上最大の規模となります。

これが参加チームです。

3月7日、この52チームが、8グループに分かれて予選ラウンドを戦い、勝ち抜いたチームが準決勝、決勝に進み、医学、生理学のクイズ世界一が決まります!

当日の模様は、PQJ公式サイト、PQJ2020公式サイトを通じて発信して行きます。

PQJの歴史に新たな1ページを書き加えるのは、果たしてどのチームか。乞うご期待!

PQJ公式サイト
https://wp.me/pa6v2h-6Y

PQJ2020公式サイト
https://pqjtmdu2020.wixsite.com/home

PQJ事務局長 井上鐘哲

医学生理学クイズ日本大会(PQJ2020)へのお誘い

医学生理学クイズ日本大会PQJ2020は、2021年3月7日オンライン開催されます。
現在、日本、世界からの多数のチームの参加が決定しています。
PQJのクイズ問題は生理学を始め解剖学、生化学、免疫学など基礎科学から幅広く出題されます。クイズ問題、解答はすべて英語です(日本語で解答すると半分の点数)。
参加チーム一覧(2021/2/10時点)
◆Official Physiodandism(Osaka Medical College, Japan)
◆Team ozone (Nara Medical University, Japan)
◆Team Sendai (Tohoku University, Japan)
◆Ginkgo biloba (Osaka University, Japan)
◆Team 438 (Shiga University of Medical Science, Japan)
◆Jikei (The Jikei University, Japan)
◆Gonadotropins (Kyoto University, Japan)
◆Anion (Oita University, Japan)
◆team K (Debrecen university, Hungary)
◆Light Of Hope (Airlangga university, Indonesia)
◆Homeostasis (Universitas Indonesia, Indonesia)
◆Sokoli Sokolićevi (University of Medicine Zagreb, Croatia)
◆NASUNARI (International University of Health and Welfare, Japan)
PQJ2020の参加費は無料です。
生理学の世界一を全世界の医療系大学生と競い、そして彼らと友達になりませんか。
参加登録ページ
2〜5人の大学生でチームを組んで登録してください。チームメンバーが決まってないときは代表者の名前のみで登録できます。残りのメンバーは後で追加可能です。
あなたのチャレンジを待っています! 3月7日にオンラインでお会いすることを楽しみにしております。
PQJ事務局長 医師 井上鐘哲

PQJ2020 Call for Participation

Physiology Quiz in Japan 2020(PQJ2020) is going to be held online on March 7, 2021.

Since this year’s competition is online, we are extremely happy to have a lot of teams from overseas as well as teams from prominent medical universities in Japan.
All Quizzes and instructions are in English.
Check out the following current list of teams as of Feb. 10, 2021.
◆Official Physiodandism(Osaka Medical College, Japan)
◆Team ozone (Nara Medical University, Japan)
◆Team Sendai (Tohoku University, Japan)
◆Ginkgo biloba (Osaka University, Japan)
◆Team 438 (Shiga University of Medical Science, Japan)
◆Jikei (The Jikei University, Japan)
◆Gonadotropins (Kyoto University, Japan)
◆Anion (Oita University, Japan)
◆team K (Debrecen university, Hungary)
◆Light Of Hope (Airlangga university, Indonesia)
◆Homeostasis (Universitas Indonesia, Indonesia)
◆Sokoli Sokolićevi (University of Medicine Zagreb, Croatia)
◆NASUNARI (International University of Health and Welfare, Japan)
The entry fee for PQJ2020 is FREE!
So don’t miss the opportunity to compete for the TOP OF THE WORLD in physiology and make friends with brilliant medical area students from the world.
The registration page is here.
Form a team of 2 – 5 university students and apply above. If team members are not determined, you can just submit the name of team representative. You can add other team members later.
We are waiting for your challenge! See you on March 7.
PQJ Secretary-general Kaneaki Inoue, MD.

第130回日本循環器学会近畿地方会 口頭発表

先週の11月28日、第130回日本循環器学会近畿地方会で先天性心疾患の興味深い一例について口頭発表させていただきました。9月の内科学会に続いての発表になりますが、前回よりもっと落ち着いてしゃべることができました。

「できるだけ早く学会発表をしたいです」
現在の病院で臨床研修が始まったときの最初の面談で、一番やりたいことは何かと聞かれたときの僕の返事です。それならばと、上司の協力の元、7ヶ月で2回も学会発表を行うことができて、先生方には本当に感謝しています。

よく言われることですが、学会発表を行うメリットの一つは、より深く医学について学べることです。何か一つをアウトプットするためには、関連する知識を自分の中に持ち、なぜそう言えるかを理解しておかなければいけません。臨床において、ガイドラインのみに頼る診療をすることなく、自分の思考に基づいた判断を行うために、深く考える機会を持つことは今の自分にとって非常に役に立っています。今回の準備の間、毎晩たくさんの論文を読み、上司とディスカッションし、理解を深めて行くことが日々の楽しみでした。

今回の発表では、診断の方法において非常に興味深い知見が得られました。この分野に関しては、さらに研究を続けていく予定です。

演題 心房細動を契機に診断された冠静脈洞左房交通症の一例
会期: 2020年11月28日(土) Web開催(ライブ配信のみ)
井上 鐘哲 先生(演題番号T5-13)