University of Oxford 医学部留学 Part 10

Australia
Belgium
Brazil
China
Italy
Japan
Jordan
Netherland
Turkey
USA

10 countries, 16 persons.

Once again, we Oxford medical electilve and research students gathered at the pub near John Radcliffe hospital last night.
Some students like me are going to leave here this week, some has just come. We exchanged hellos and farewells and pledged to remain friends after the Oxford life.
I learned a lot from other elective and research students who are in different departments in Oxford U. hositals and having different experiences.
Hearing about other countries’ culture is also fun. But I often find similarities rather than differences among us because we are after all sharing the same spirits as future doctors.
Many thanks for coming and let’s keep in touch guys!

Kaneaki Inoue

University of Oxford 医学部留学 Part 9

オックスフォード大学を構成する各カレッジには、フォーマルディナーという伝統ある風習があります。
カレッジに所属する色々な学部の教授陣や学生がカレッジ内のダイニングホールに集まり一緒に食事することで、親交を深め、他分野の人の話を聞くことで見聞が広がる意義があります。
フォーマルディナーは毎日出席するのが義務のカレッジ(Merton college等)や、そうでないカレッジがあります。
僕が所属するGreen Templeton Collegeは毎週水、木曜日にフォーマルディナーがあり、昨夜のフォーマルディナーに出席しました。
まずは2階のCommon Roomでシャンパンを飲みながら挨拶したあと、ディナーホールに入ります。
カレッジの名誉フェローの合図で食事がスタートし、僕は向かいに座った経済学の博士課程の学生や隣のアフリカからの学生と話に花を咲かせました。
食事後はまたCommon Roomに戻りコーヒーを飲みながら、中国から来ている公衆衛生学の研究者や、北京大学からオックスフォードのビジネススクールに留学中の学生、僕と同じ医学部の学生達と親交を深めました。
言うまでもないことですが、オックスフォード大学は国際的な大学であり、キャンパスでは世界中の色々な国から集まった人達に出会います。
今回、ただ医学を学ぶのみではなく、イギリスの奥深い伝統を味わいながら、世界各国の人々と親交を深めることができるこのような機会に恵まれたことは、本当に幸運だったと思います。
来年以降にオックスフォード大学に来られる日本や世界の医学生の皆さんも、ぜひカレッジの生活を楽しんでいただければと思います。

井上カネアキ

 

 

University of Oxford 医学部留学 Part 8

時の経つのは速いものです。

オックスフォードを去る日が5日後になるのがまだ信じられません。
今晩、僕の救急総合診療科チームC3のメンバー、イヴァ、フラン、フランキー、レックスが親切にも僕の為に、カレッジの近くの素敵なパブでお別れ会を開いてくれました。
ひとしきり、これまでの数週間でチームC3で起こったことをネタに笑ったり、オックスフォード大と大阪医科大での学業や生活について、みんなの医師としての将来について語り合いました。
僕は、みんなと患者さんの診察や採血などを行い、彼らがどうやっているかを隣で見て学ぶことが本当に多かったことを感謝しました。
この一緒に過ごした1ヶ月をずっと覚えてほしいと思い、僕はみんなと撮った写真を持ってきて一人ひとりにプレゼントしました。
もうすぐ僕らは別々の国で、それぞれの人生を歩むことになるけれど、心はずっとチームC3の一員であり、ここで育んだ友情を忘れることはないでしょう。

みんな本当にありがとう。

井上カネアキ

Time flies past. Literally.

The day I leave Oxford is only 5 days away which I couldn’t believe.
This evening, my Acute General Medicine Firm C3 colleagues, Eva, Fran, Frankie and Rex, were so kind to have a farewell dinner for me at a cozy pub near my college.

We had good laughs about our everyday life in Firm C3, and talked about our life in each medical school and our futures as physicians. I talked about how I am grateful for having great experiences in doing all such things as clerking patients in take, blood taking, rounds and classes together and leaning from them.

I shared the photo of us because I hope all of us to remember the days we are together.

I will never forget the friendship with them and continue to be part of the Firm C3 even if we lead different lives in different countries.

Thank you very much guys.

Kaneaki Inoue

University of Oxford 医学部留学 Part 7

僕の暮らすGreen Templeton Collegeの隣にはRadcliffe Infirmary(ラドクリフ診療所)という建物があります。建物の外壁に掲げられたプレートにはこう書かれています。

PENICILLIN
The first antibiotic was first used to treat infection here at the Outpatients building of the former RADCLIFFE INFIRMARY on 12 February 1941

ここは元オックスフォード大学附属病院であり、世界で初めてペニシリンが患者さんに使われた場所なのです。ペニシリンの臨床応用と生産に貢献した功績でオックスフォード大学のFlorey、Chain先生は後に発見者Fleming先生と共に1945年にノーベル医学生理学賞を受賞しました。

附属病院が僕が通うJohn Radcliffe Hospitalに移転した現在、Radcliffe Infirmaryは哲学科と神学科の本部として使われています。隣のAndrew Wiles Mathematics Instituteでは看板が2進数で時を刻んでいたり、政治学科などもあり学術拠点の一つとなっています。

オックスフォードの街は、どこからどこまでがオックスフォード大学という境界がなく、街中に各学部の建物、カレッジの建物が散らばっています。
毎朝オックスフォードの街をジョギングしているときに、いろんな場所でいろんな発見をして、飽きることがありません。
帰国まであと1週間となりましたが、最後までこの街を満喫して帰りたいと思います。

井上カネアキ

University of Oxford 医学部留学 Part 6

“I’m a medical student. Would it be all right if I took blood from you?”

朝の病棟、緊張しながら患者さんに声をかける僕。

オックスフォード大学では患者さんの採血は積極的に学生が行うことを求められています。Acute General Medicineの僕の班の医学部4年生の学生達も、病棟回診中に声がかかればそれぞれ採血を行い、終わったら回診にまた合流します。

こちらに来て2週間、なかなか採血の手をあげない僕にオックスフォードの学生は何度も聞いてきました。Akiは何で採血しないの? え、日本では医学生は採血しないの? どうして?

どうしてでしょうか? 僕にもわかりません。

とりあえず、他の学生の採血には必ず付き添って、どういう風にナースステーションで道具を揃え、どういう風に患者さんに声をかけるか、どうやって手頃な血管を探し、穿刺し、シリンジを取り替えるか、観察をして来ました。
僕と同じくオックスフォードに実習に来ている学生と、採血の練習をしたりもしました。しかし患者さん相手の採血にはいまだに尻込みする自分がいました。

今朝、同僚のフランの採血を見た後、次の採血はどうするの?と聞かれました。
どうしよう? このまま観察しっぱなしで日本に帰るのか?

「I’ll do the next today.」
タイミングよく指導医の先生から採血の声がかかり、僕は思い切って手を上げました。

道具を揃え、冒頭のように患者さんに許可をもらい、目標の静脈を確認し、翼状針を握りしめて、緊張しながら患者さんの肘正中皮静脈に穿刺しても、逆血がなぜか見えません。不安でいっぱいながらも、付き添ってくれてる同僚のフランに励ましてもらいながら、真空シリンジをホルダーに差し込む。暗赤色の静脈血がシリンジを満たして行くのが見えたときは、心底ほっとしました。

患者さんに感謝を伝え、ミーティングで指導医に、患者さんからの初めての採血が1回で成功したことを伝えました。「Great! それじゃ、もう一人お願いできるかな?」

次の採血の患者さんも、1回めの穿刺で採血ができました。このときも、付き添ってくれた同僚のレックスがシリンジの交換を助けてくれました。

採血中、オックスフォードの学生が隣でアシストしてくれたのは本当にありがたかったです。一人ではできないことも、こうやってチームでお互いから学び合えることのありがたみをひしひしと感じました。今日手伝ってくれたフラン、レックス、ありがとう。

今日はたまたま運がよかっただけなのはよくわかっています。今後も毎日採血をして、なるべく患者さんに苦痛を与えないような採血のスキルを身に着けて帰りたいと思います。

井上カネアキ

(写真はオックスフォード大学の図書館の一つ、Radcliffe Camera)

University of Oxford 医学部留学 Part 5

“That was very good, Aki!”

オックスフォード大附属病院に来てから2週間、今日初めて患者さんを一人で診察し、指導医の先生にプレゼンしたときにかけてもらった言葉です。

オックスフォード大学では、4年生は6週間、救急総合診療科に配属されます。救急総合診療科はEAU(Emergency Assessment Unit)を担当しており、主に24時間以上4日以内の治療が必要な患者さんを受け持ちます。患者さんの半分は救急から、半分はGP(家庭医)からの紹介でEAUに入ってきます。

配属中、オックスフォード大学の学生は患者さんの問診、身体診察を行いカルテを書き、指導医に報告する”Take”という係を週2〜3回こなします。Takeには9〜16時のDay, 16〜21時のEvening、21〜翌朝9時のNight Takeがあります。

実は僕が救急総合診療科に配属希望を出した最大の理由がこれなのです。今の自分に一番欠けているもの、すなわち英語での問診、身体診察の経験をこれだけ多く得ることができる機会はありません。

イギリスの医学生は4年生から患者さん相手の問診、身体診察、採血、それこそ日本の研修医がやるようなことはなんでもこなします。また、僕のような外国人留学生も同じことをやって当然と考えられています。

こちらに来てから2週間、TakeではEAU内で待機して、次から次にやってくる患者さんに、オックスフォードの同僚の学生一人とペアを組んで問診、身体診察に出かけることを繰り返しました。しかし、いまだに一人でTakeをやるチャンスがなく、率直な所、少し焦っていました。ペアでやるとどうしても相棒に頼ってしまい、自分の力を伸ばすことができません。このままだと、本当に自分に必要な経験を得て帰ることができないかもしれない。何のためにイギリスにまで来たのか?

今日はたまたま、相棒の学生がいなくて一人だったので、思い切って上司の先生に頼んでみました。患者さんが来たら一人で診ますからぜひ当ててくださいと。午後も3時を過ぎて立て続けに患者さんが来院し、救急の廊下にまであふれだしたとき、「Aki、この人を診てこいよ」と先生が名前とIDを渡してくれました。
二つ返事で引き受けて、時間がかかったけど問診、身体診察を行い、診断結果(必ず自分の考えた鑑別診断を言わないといけません)をプレゼンしたら、所属チームの指導医の先生が冒頭の言葉をかけてくれました。

これからどんどん患者さんを当ててくださいと上司に言ったので、ますます忙しくなるけど、救急総合診療科は様々な疾患の患者さんが来るので本当に飽きません。帰国するまでの残り2週間、たくさんのことを学んで帰ろうと思います。

井上カネアキ

 

 

University of Oxford 医学部留学 Part 4

One of the privileges of being in Oxford is being able to enjoy a wealth of historic architectures.
Every morning I get up at 5AM(I’m still a bit jetlagged) to go jogging, passing through narrow alleys paved in medieval era, enjoying gorgeous architectures flowing past in my sights.
This morning I jogged past the former house of Sir William Osler, a former Oxford medical school professor. The house is now part of one of the campus buildings of my college, Green Templeton college.

Kaneaki Inoue

 

University of Oxford 医学部留学 Part 3

Medical elective students come from all parts of the world to University of Oxford Medical school. Australia, Belgium, Brazil, China, Jordan, Singapore, Japan…
Tonight Matheus from Brazil and I organized the party for Medical elective students at the fabulous pub near our college.
We had a nice beer and wine and talked about what we’re up to in Oxford Medical School and our lives as future doctors.
Thank you all for coming. I hope everyone has enjoyed the lovely party and we’ll have another one again soon.

Kaneaki Inoue

 

University of Oxford 医学部留学 Part 2

(Oxfordから帰国してしばらく経ち、やっと時間ができたので当時書いた文を順次投稿して行きます)

滞在しているGreen Templeton College内の自室からは、自転車でオックスフォード大学附属病院であるJohn Radcliffe Hospitalに通っています。

パブ(居酒屋)の隣の小道をすり抜け、美しい芝生と湿地帯と滝がある公園を突っきり、坂道を登りと変化に富んだ約20分のコースです。

帰りは寄り道をしてオックスフォードの街中に点在するいろんなカレッジを眺めて回っています(各カレッジは観光客の見学が多く、入場料を取るところが多いのですが、オックスフォード大の学生証があれば自分の所属カレッジ以外でも全てのカレッジに自由に入れます)

井上カネアキ

医学生理学日本大会2019(PQJ2019) 参加者募集

いよいよ、5月26日(日)に東京慈恵会医科大学で行われる医学生理学クイズ日本大会2019(PQJ2019)の開幕が間近に迫ってきました!

全国の大学生が集まり、生理学の知識をクイズで競い合ってNo.1を決めるのがこの大会です。終了後には親睦パーティーがあり、各地から集まった大学生と親交を結べます。

今からでも参加は間に合います! 2〜5人の大学生を集めてご登録ください。

PQJ2019の参加登録は5月8日(水)までです。

こちら

からお申し込みください。

クイズ出場はしないが他のすべての行事に参加できるオブザーバー参加も可能です。上記のリンクからお申し込みください。

◯医学生理学クイズ日本大会2019 概要

日時:2019年5月26日(日)
会場:東京慈恵会医科大学 西新橋キャンパス
後援:東京慈恵会医科大学、日本生理学会
クイズ出場資格:大学生(国内、国外、学部、学年、性別、国籍を問わない。)
参加費:1人3000円(記念品、懇親会費含む)
参加方法:ホームページ、emailを通じての申し込み

大会の準備の様子や、参加に関する情報を大会公式ホームページ、Facebookページで公開しております。
ホームページ:https://pqj2019.wixsite.com/index
Facebook:http://facebook.com/physiologyquiz/
Twitter:@2019Pqj

大会に関してのご質問は以下にお送りください。
<メールアドレス>
pqj2019@gmail.com
2019年5月26日(日)、東京慈恵会医科大学でお待ちしております。

 

◯参考

PQJ2018(鳥取大)の模様

https://physiology-quiz-festival.jimdo.com/album/

PQJ2017(大阪医大)の模様

http://plaza.umin.ac.jp/~PQJ/category/%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%88

PQJの歴代上位入賞チーム

PQJ Hall of Fame

(PQJ事務局長 井上鐘哲)